動物病院の探し方

 ◆良い動物病院の探し方

なによりも動物が好きなこと

10378959_648904018525122_1287140366295958559_nかかりつけの獣医さんを決めることは、猫の健康管理においても重要なことです。最初はいろいろと迷うこともあるかと思いますが、相性のよい獣医さんを根気よくみつけましょう。

口コミは重要

 猫の健康管理は飼い主さんがするべきですが、万が一病気になってしまった場合には、やはり獣医さんに診てもらうべきですが、なかなか相性のようい獣医さんを見つけるのは難しいものです。
近所にあり、連れて行きやすいというのも条件ではありますが、そこが必ずしも相性がよい獣医である確証はありません。中には営利目的で不要な診断を勧めてくるケースも珍しくありません。
できれば、何箇所か行ってみる、またはインターネットなどで口コミを読んで判断するのが良いでしょう。

獣医さん選びのポイント

1:丁寧に診察してくれる
 当然のことに思えますが、中にはそうでないところもあります。
2:猫が好きであること
 猫が好きであることはとても重要です。と同時に猫の扱いが上手な獣医さんを選ぶべきです。
3:必要以上に診察を勧めない
 診察が多くなれば、その分の費用もかさみます。「あれも診たほうがいい、これも検査したほうがいい」と言う獣医さんもいますが、すべてにしたがっていると、莫大な診察代になってしまいます。将来的に
4:説明がわかりやすい
 専門用語ではなく、素人である我々にもわかりやすく病状などを説明してくれることも重要です。
5:長く付き合える
 人間として好感が持て、長く付き合うことができそうなこと。

また、「動物病院 全国」で検索をすると、動物病院のポータルサイトが見つかるはずです。そういったところから見つけるのも方法です。

例)アニマルドクター

病気でなくても定期的に検査をしてもらいましょう

具合が悪い時に連れていくのは当然のことですが、健康な時も定期的に病院を訪れ、健康維持の相談をしてもらえるようにしましょう。

動物病院に連れて行き方

・キャリーバッグに入れるコツ
スクリーンショット 2015-10-06 11.34.42 動物病院に猫を連れていく際には、キャリーバッグが必需品です。いろんなタイプが出ていますが、おうちの猫の大きさに合わせて選ぶようにしましょう。
 しかし、問題はその中にどうやって猫を入れるか? です。小さいうちは興味津々で自分から入っていったキャリーバグも大きくなると警戒心や「また病院に連れて行かれて注射を打たれるかも!」といった記憶からキャリーバッグを見せただけでどこかに飛んでいってしまう…といったこともあるようです。

 そこで、無理やり入れようとしても猫は抵抗します。そのような時は、「なにげなく抱っこ」をして、さっと入れます。中にお気に入りのおもちゃを入れておくのも手です。

 キャリーバッグの中には、当たっても痛くないように、毛布なども敷いておきてあげましょう。そして扉が絶対に開かないようにしっかりロックします。
 車で移動する場合には、シートベルトに固定し、あまり動かないようにします。

獣医さんに連れて行く際の注意点

1:待合室にて
 動物病院に行くと、その待合室には当然ながら猫だけではなく、犬やうさぎ、ハムスター、鳥、など(一度カメを連れてきていた人を見かけたことアリ!)いろんな動物が“患畜”として来ていることが考えられます。家の中で普段飼っている猫にしてみれば、見たことのない大きな動物や、嗅いだことのない動物の臭い、聞いたことのない動物の鳴き声がして、その恐怖から非常に緊張し、ストレスが高くなってしまうことも考えられます。
 そこで、キャリーバッグはなるべく外の見えないタイプか、布などを被せて外の様子が見えないようにするのがよいでしょう。そして優しく常に声をかけつづけてあげます。

2:獣医さんに伝えべきこと
 普段は何をどのくらい食べさせているのか、最近何を食べさせたか、排便の様子はどんな感じか、いつごろから具合が悪くなったのか、どのような症状なのか を明確に伝えます。症状にもよりますが、できれば排泄したウンチをビニール袋などに入れて持っていくとよいこともあります。

3:診察室にて
 慣れない場所に連れてこられた猫は、ストレスも最高潮。キャリーバッグから出すのも一苦労です。この時暴れて引っかかれたり、噛まれてしまうことも多いので、充分に注意しましょう。
  

★おしっこの採取しかた
 猫は泌尿器系の疾患の多い動物なので、おしっこの検査は非常に重要になります。しかし、おしっこを採取すことは大変です。採取したおしっこを入れる容器は、動物病院にいけばもらえますが、問題はどうやって採取するかです。砂式のトイレの場合おしっこは固まってしまいます。システムトイレの場合は、楽です。通常下のマットに吸収されてしまうので、マットを外しておき、トレイにたまったおしっこを採取します。しかし、防臭サンドを通過するので、この方法では余計なものが混ざってしまったり、時間が経って違うバクテリアガ繁殖してしまうなどし、検査において都合がよくありません。
 さらに複数飼いの場合には、おしっこが混ざってしまうので、正しく採取できません。そこでおすすめが、“おたま”を使った方法です。
 100均でよいので、金属製の“おたま”(料理に使用するやつです)を購入し、柄を曲げてまっすぐにしておきます。猫がおしっこをするタイミングを見計らい、そわそわし始めたら、トイレについていきます。おしっこをし始めたら、すかさずそのおたまをあてて、おしっこをおたまに取り、採取容器に移します。
 採取したおしっこは、できるだけ涼しく暗い場所に保管し、できるだけ早くに動物病院に持っていくようにします。