音楽を作り奏でることは、ただ聴いてもらいCDを買ってもらうということではなく、聴いてくださる方との意識の共有はもちろんのこと、多くの人たちをつなげることも、その仕事の一部だと思っている。
ライブはその場のひとつ。
『ミュージシャンとミュージシャンをつなぐ』
『ミュージシャンとファンをつなぐ』
『ファンとファンをつなぐ』
だから僕は例えばライブに来てくださった、それまでお互い面識のないお客さん同士を紹介したり、またミュージシャン同士を積極的に紹介するように心がけている。
しかし、そういうことを全くしない人が多くいる。
ライブのあと、ひたすら自分のお客さんや友人だけと話をしつづけるようなケース。
べつだん強要はしないし、紹介して欲しいわけでないが、なんだかとても残念な気持ちになるのは、事実。それは、あれでは新たなファンは増えないだろうし、ミュージシャンとしての輪もそれ以上に広がることはないだろう。仮に音楽がどれだけ素晴らしいとしても、と思ってしまうからだ。