生きづらい理由


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さて。かねてから興味のあった安冨歩氏の本「生きづらいのは自己嫌悪のせいである」を読了。

著書によると、なんでもかんでも「かくあるべき」という立場に自らを押し込めてしまう「立場主義」こそが自由な発想や生き方を制限し「生きづらさ」の原因となっている。その立場主義の呪縛を解き放ち、自愛を高めることで、自己嫌悪自体を完全に消し去ることはできなくても、克服できると…。

かねてから僕は、自己評価が極めて低く、自己嫌悪が強い傾向にあるのは自覚していました。

おそらくそれは、著者と同じく育ってきた環境によるところのものが大きいと思います。実際に「かくあるべき」と育てられましたから。もっともこの安冨氏(同い年)ほどの優秀な頭脳や能力はありませんけども(苦笑)。

しかしながら、常にコンプレックスとそれをはねかえそうとする反動力のようなものが共存していたことは事実。音楽やロックに興味を持ったのはそのあたりに起因しているのだと思います。

著書の中にあった例として、デザイナーなのに音楽活動をしている人が、そのどちらにもそれぞれの活動を隠しているというケース「どっちつかずだと思われたらこまる」というのがその理由だそうで。

そうではなく、かの中華思想にあるように「いろんなことができる自分を愛せ」と。

この中にあるそのデザイナーの例、まさに僕にそっくりで笑ってしまいました。

これまではマルチでいろんなことやる(やれる)と同時に「なにひとつ本物になれない」自分に対し、猛烈な嫌悪感を覚えていましたが、もうそれでいいのかなとも思えるようになってきました。

つまり、そのままでいいじゃんってことかな。だって、いろいろできたほうが楽しいし(お気楽)。

というわけの、なんでも屋ハッカイでございました。w