目と耳と鼻などの手入れ
◆猫の目と耳と鼻などの手入れ
清潔を保つことで、猫の健康維持を
猫の目は、動体視力、また暗いところでの性能は、人間をはるかに超えます。また聴力もすぐれており、人間が聴くことのできない帯域まで聴くことができます。さらに臭覚は猫にとって非常に重要な感覚です。それだけに普段からしっかりケアしてあげたいものです。
耳の手入れ
猫の耳道は狭いので絶対に綿棒は使わないこと。元々異常がなければ、耳垢もたまらないので、嫌な臭いがする…というような場合以外はあまりケアする必要はないでしょう。ペットショップに行くとイヤークリーナーという専用のものがあるので、脱脂綿にしめらせてきれいにしてあげましょう。汚れや垢が多い時には、外耳炎の可能性もあるので、獣医に相談しましょう。
眼の手入れ
目やにがよくたまる猫がいます。グルーミングで取れる場合もありますが、取れずに目頭をべたべたにしている場合も…。そのような場合には、濡らしたコットンやティッシュで優しくぬぐい取ってあげましょう。
目の周りが目やにでベタベタ、ガサガサになっている場合には、やや多めに濡したコットンで目の周囲を丁寧に洗います。
あまりひどいような時は、獣医に相談し、目薬を出してもらいましょう。
>>眼のケアについては、こちらにも記載しています。
鼻の手入れ
いわゆる“鼻くそ”は、涙が鼻にたまって固まったもの。鼻の低いハナペチャの猫は鼻道が狭いためにたまりやすいです。そのままにしておくと、鼻がつまり“におい”を感知できなくなってしまうので、ついているのを確認したら、濡らしたコットンやティッシュで優しくぬぐい取ってあげましょう。
ヒゲと触毛
猫のヒゲには、重要なセンサーや、その場所が通れるかどうかを判断するかに使用しているので、決して切らないこと。また足やなど身体には、体毛と明らかに違う長さのヒゲ“触毛”が生えていて、これも重要な役割をしているので、切りません。
また、気分によってヒゲの角度が変わります。リラックスしていると真横。ヤル気になっていると前向き、怖がると後ろ向きになります。よく注意してみると面白いです。