猫の招かざる贈り物
猫の招かざる贈り物
虫やネズミ、鳥を獲ってくる
外も行き来できる猫を飼っているかたなら経験があるかと思います。自分が仕留めたスズメなどの小鳥、ネズミ、トカゲ、虫などを飼い主さんの元にわざわざ持って見せに来るという行動…。
人間にすれば「ギョッ!」としてしまう行動ですが、猫にとってはきちんとした意味があるのです。決して意地悪やいたずらをしてやろうとしているわけではないので、「上手に獲ってきたね」とほめてあげましょう。
ごはん獲ってきたよ
母猫は、本来、自分が獲物を狩っているところを子猫に見せてその方法を学ばせます。猫が自分で獲ってきたものを飼い主さんに見せにくるのは、この名残と考えられています。つまり「ごはん、獲ってきたよ。食べな」と言っていると考えてよいでしょう。
しかし、実際にネズミの死骸や瀕死の小鳥、バラバラになった虫を持ってこられてはたまりませんよね(苦笑)。でもけっして怒ってはいけません。
おもちゃでよかった!
ウチの猫の場合、外には出していないので、このようなことはないのですが、かつて夏の時期、ヤモリがどこからか部屋の中に入ってきてしまったようで、朝、廊下に見るも無残な状態のものが見つかったことがありました。しかしそれが獲物という認識は彼らにはなかったようです。
あと、気が付くとよく私の枕元にネズミのおもちゃやカエルのおもちゃが置いてあることがあります(写真)。私が持ってきた覚えはないので、おそらく彼らのうちのどちらかが、持ってきたのでしょう。これもその行動のひとつではないかと思います。
おもちゃでよかった(苦笑)