生活環境に必要なアイテム
◆生活環境に必要なアイテム
ここでは、普段の猫の生活に必要なものを考えていきます。
猫の運動不足解消グッズ
キャット・タワー
元々夜行性で昼間は寝て、夜活動する猫ですが、やはり部屋飼いの場合には運動不足になってしまいます。と言っても面積を広げるわけにはいきません。
そんな時のために、平面ではなく、上下に移動できる、例えばキャット・タワーのようなものを用意しておくとよいでしょう。
しかしキャット・タワーでなくとも、箪笥や本棚などがあるのなら、段階をつけてその上に上れるようにしてやるだけでも運動不足は解消できます。
うちの猫たちのケース
原稿執筆中うちの場合、2階建ての戸建てなため、頻繁に1階と2階を行き来をしています。また箪笥や本棚の上にも行きやすいようにしているため、キャットタワーは必要ないと判断し、購入していませんが、もしマンション暮らしだったら購入していたと思います。
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おもちゃ
次におもちゃです。猫用のおもちゃがありますので、そういったものを買い与え、遊ばせるのも方法です。しかし、最初はよく遊んでいても、じきに飽きてしまい遊ばなくなることも多いようです。その意味から、あまり高いおもちゃは買わないほうがよいと言えるかもしれません。
うちの猫たちのケース
うちの場合、どんなものを与えてもすぐに飽きてしまうので、逆に買うのをやめました。人工的なおもちゃよち、空き地などに生えている、いわゆる“ねこじゃらし”（エノコログサ）は、どういうわけか大好きで、よく遊びます。そのへんから採ってくればいいので、お金はかかりませんが、しかしすぐににボロボロになって部屋が散らかるのが難点です。
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★コラム「夜中の運動会（真空行動）について」
夜中に急に走り出したり、大騒ぎしはじめる行動です。「夜中の運動会」とも呼ばれますが、ただしくは『真空行動』と言います。
昼間は寝て、夜中の狩りに使用するためのエネルギーを蓄めていたものが、家猫の場合、実際の狩りがないために、発散できず、家の中を走り回る、カーテンによじ昇るなどの行動を起こします。
若い時期のエネルギッシュな猫によくある行動です。
狩りがしたい本能を満たすためにもよく遊んでやりましょう。
その他
ベッド
特に必要とするものではありませんが、猫はダンボールなどの箱に入るのが好きなように、身体に何かに触れている状態を好みます。おそらくかつては土の穴や木のうろなどで暮らしていたからでしょう。その意味では専用のベッドを用意しておいてもよいかもしれません。また、人見知りな猫の場合、外から家人でない人が来た場合に逃げ込むためのシェルターとして屋根つきの（ドーム型）のキャット・ハウスを用意するのがよいでしょう。
うちの猫たちのケース
うちの場合、無印良品で購入したカゴにフリースを敷いています。
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ケージとキャリングバッグ
Cage（ケージ）とは、檻（おり）のこと。時々「ゲージ、ゲージ」と言っている人がいますが、ゲージではなくケージです。お間違いなく。
これが必要になる場合というのは、まずは子猫の時期です。人間が寝ている間にどこか家具の隙間に入り込んだりしないように、寝ている間だけケージに入れておくということもあります。
ある程度大きくなり、その心配がなくなったら、あまりないかもしれません。ただし、手術をしたあとや、多頭飼いをしていて、ケンカをした際に隔離するために用意しておいてもよいでしょう。また、新たに猫を迎えいれる際など、いきなり部屋に放すと、先住猫とのトラブルにもなりかねません。そのような時のためにも１つ用意しておいてもよいでしょう。また、来客の際に隠れるためのシェルターとして用意しておくのもよいでしょう。
用意するのは、中にトイレと、寝るためのスペース、マット、フードと水がおけるようなものを選びます。
一方、キャリーバッグですが、これは猫を病院に連れて行く際に必要になりますので、必ず用意しておきましょう。手提げ式、肩ひも式、などあります。また、キャスターがついたキャリー・カートもあります。猫用／犬用と区別はありません。
うちの猫たちのケース
うちの場合、ケージもキャリーも用意してあります。
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キャット・ドア
冷房や暖房の効率をよくするために、ドアを締めますが、それでは猫は部屋の行き来ができなくなってしまいます。かといってドアを開けたままにしておくと、暑い（寒い）し…というような場合のために、猫がちょうど出入りできる程度の小窓をドア（キャット・ドア）に取り付けるという方法があります。
これなら、猫は好きなように部屋の行き来もできるようになります。
もちろんドア自体に加工を施さなくてはなりません。持ち家ならよいのですが、賃貸住宅の場合にはあきらめる他ないようです。
うちの猫たちのケース
うちの場合、寝室のドアにとりつけました。
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爪研ぎ
猫は爪研ぎをする動物です。猫にとっての爪は獲物を捕まえる際の重要な武器であり、常に尖った状態にするため、常に爪研ぎをします。
また爪研ぎは、テリトリーを主張するための臭い付けでもあるのと同時に嬉しい時などにも行います。外出から帰宅した時や、食事の時間になると、興奮してガリガリと家具や柱にガリガリとやってしまいます。
そこで、専用の爪研ぎを必ず用意しておきましょう。種類も豊富にあります。消耗するものですから、安価なものでよいと思います。
うちの猫たちのケース
うちの場合、一旦ボロボロになったので、ホームセンターから園芸用の麻紐（シュロ紐でも可）を購入し、上からグルグルと巻いて使っています。
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