猫の下痢/便秘
◆猫の下痢
まず猫の下痢の原因をたしかめましょう
猫を飼っていてよくあるのが急な下痢。人間でも下痢をすると脱水を起こすこともあり、元気が急激になくなってしまいます。猫も同じです。まずは下痢の原因を調べることが先決です。
1:中毒
中毒性のあるものを食べてしまったという場合。例えば人間には大丈夫でも猫にとって植物とかチョコといったものを食べてしまったことによる。
→食べさせてはいけない食品リスト1
2:フード、水の腐敗、牛乳を飲ませた、冷たいものを与えた
フードが腐っていた、あるいは水が腐っていた。あるいは、牛乳を飲ませたことで下痢を起こすことがあります。他のページにも書きましたが、猫は牛乳中の乳糖を分解するラクターゼ(加水分解酵素)を持っていない場合があり、そのような個体の場合、下痢を起こすことがあります。下痢は体力を消耗させるので、子猫の場合に命取りにもなりかねません。十分注意すべきです。
3:フードを変えた
フードを変えると、しばらく慣れるまで時間がかかり、下痢してしまうことがあります。
4:ストレス
人間と同様、過度なストレスから下痢をすることがあります。
5:食べ過ぎ
食べ過ぎによる。
6:寄生虫による
コクシジウムや、こう中といった寄生虫がいることで、下痢を起こすことがあります。
猫の下痢には、ビオフェルミンがおすすめ
時々、拙宅のバジルも下痢をすることがあります。下痢のウンチは猛烈に臭いだけではなく、またトイレの砂全体を汚染してしまうこともあるので、できるだけ早くに撤去します。
動物病院に連れていき、先生に「いつもお腹を壊した時はビオフェルミン飲ませてます」と伝えたところ「その方法はよいです」とお墨付きをいただきました。
方法は、まず仰向けにだっこし、口をこじ開けて、そこにビオフェルミン(顆粒)を投入!
量は、適当ですが、付属の小さいスプーン一杯くらい。
口をこじ開けると当然いやがるのですが、口に入れたあとは、吐き出さないように口を手で抑えます。
しかしビオフェルミンは苦くはなく、ほのかに甘い味がするせいか、飲ませたあとはそれほどいやがりません。また錠剤だと飲ませたつもりでも「ペっ」と吐き出すこともあるのですが、顆粒なので、そのようなこともありません。また、普段食べているフードに少量ふりかけておくのもよいでしょう。
ただし、あまりに症状が酷い、あるいは長く続くようでしたら、動物病院で診察を受けましょう。その際に、できれば便を検体として持っていきたいのですが、実際に便を持っていくのは難しいでしょう。このよう場合、動物病院にいき、事情を説明すれば検便キットがもらえますので、それを入手してから持っていきます。複数もらっておくのも方法ですね。
◆猫の便秘
日頃のブラッシングでヘアボールを管理
次に便秘についてです。猫は年に2回“換毛期”があり、体毛の全体が生え変わります。また清潔好きとあって、常に自分で舐めて毛づくろいをするため、毛を飲み込んでしまっています(ヘアボール)。通常飲み込んだ毛はふんと一緒に排出されたり、故意に吐き出しますが、中にはそのまま腸の中に残ってしまうことがあります。それを放置すると腸が詰まり、嘔吐、食欲不振、便秘などの症状が出ることもあります。特に長毛種の猫の場合に注意が必要ですが、日頃からのブラッシングである程度防ぐことができますが、下剤もありますので、そういったものを使うのも方法の1つでしょう。
★自宅から購入可能な猫(犬も可)用下剤
ラクサペットジェル(Laxapetgel)
犬、猫用の軽度のジェルタイプの下剤。犬も猫も食べやすいキャラメル風味。食べるタイプなので、投薬が簡単。
期待できる効果:軽い便秘や、毛づくろいにより毛玉を飲み込み続けてしまったときに起きる毛球症の予防・改善効果。
成分:Paraffin 400mg/g
メーカー:Troy Laboratories
詳しくはこちら>>>Laxapetgel100g
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