猫の首輪について
◆猫の首輪と鈴について
首輪をつける派? つけない派?
猫に首輪をつけるべきか否か? についてはよく議論されます。それぞれのメリット/デメリットを挙げてみました。
●反対派意見
- 猫に首輪をつけることは、ストレスの原因になり、早く死んでしまうという意見。
- 首輪をすることで、首に痕ができてしまう、蒸れて皮膚病の原因になるのでしないほうがいいという意見。
●賛成派意見
- 自宅から脱走したり、災害時に迷子になった時に、連絡先が記載されている名札つきの首輪をしていれば、見つかる可能性が格段にあがるという意見。
- 脱走した際に野良猫に間違われ、保健所に連れて行かれないという意見。
- いろんなかわいい首輪をすることでかわいさがアップするという意見。
鈴をつけることの賛否両論
●反対派意見
- 首輪についた鈴についても、歩くたびに「チリンチリン」と鳴る鈴は、さらなる猫のストレスになり、猫の胃潰瘍の原因は首輪の鈴が原因だ! とする医師の意見。
●賛成派意見
- 鈴の音がすることで、自宅内で蹴飛ばしてしまう、踏んづけてしまう危険性を回避できるという意見。
【首輪をする場合の注意点】
首輪を使うにあたり、注意する点があります。最も多い事故は、何かに引っかかって猫の首が締められ“首吊り状態”で窒息してしまうケースです。
次に、けづくろいの最中に次に少し緩んだ首輪が口にかかり“猿グツワ”状態になってしまうケース。
いずれも死につながるとても危険な状況なので、十分注意する必要があります。
解決策
一定の力を加えると首輪が外れる仕組みになっているセーフティ首輪がオススメです。他にもゴムが伸びる仕組みなどもあります。拙宅の猫につけている首輪もこのタイプで、時々2匹がプロレスごっこで取っ組み合いをしているとどちらかの首輪が外れることがありますが、この仕掛で窒息する心配がなくなるわけです。
ベルトの長さは人間の指3本が入る程度にしておきます。
【マイクロチップの導入】
首輪をしていない猫が災害時や脱走した際、どうするのか? という問題があります。そのような際の対策として猫の個別識別、飼い主情報などを記録したマイクロチップを体内に埋めるという処置もあります。マイクロチップとは、2mm×12mm程度のガラスの筒の中に電子部品が仕込まれており、皮下に装着します。
この件についても賛否両論あり、なかなかどちらが正しいとは言えませんが、選択肢のひとつとして考えておいてもよいでしょう。
マイクロチップについては、別のページに後日記載する予定です。
うちの猫たちのケース
拙宅では2匹それぞれに電話番号と名前の入ったタグと鈴がついたものをしています。理由は、「迷子になった時のため」です。
なかには首輪をいやがり、すぐに自分で外してしまう猫もいるようですが、拙宅では子猫の時代から慣れさせているので、いやがりません。ただしやはり痕がついてしまうのは事実です。首輪を外してても、そこだけ痕になっています。
夏場はやはり少し蒸れるのか、痒そうにしていることがあるので、その場合には寝る時は外すといったことをし、外したあと、丁寧にブラッシングするなどのケアをしています。
鈴については、子猫時代からなれさせているせいか、ほとんど気にしていません。むしろ突発的な音がストレスになるようで、以前隣の家が建て替え工事をしていた際、毎日の工事の音がストレスになったのか、円形脱毛症を発症してしまいました。