猫のトイレについて
◆猫のトイレ
猫のトイレは、目的や猫の好みに応じて選びましょう
猫のトイレには様々な形状のタイプがあります。これは主に飼い主にとっての利便性を重視したものですが、猫にとって重要なのは、砂材とおいてある環境だったりします。この点においては猫の意思を優先すべきと言えるでしょう。しっくり来るものに落ち着くまで試行錯誤があるかもしれません。
タイプごとのメリット/デメリット
フタなし
洗面器のような形状のシンプルなトイレです。ここにトイレ砂を入れておきます。洗面器と違うのは縁部分が砂が飛び散らないように内側に向いているという点です。猫は排泄の際、体勢を何度か変えるので、身体がすっぽり収まる大きさで、やや深めのものを選びましょう。ただし子猫の場合ちゃんとまたげることが重要です。
シンプルなので安価なのがメリット。また掃除がしやすいのも特長です。ただし、砂が周囲に飛び散りやすいというのがデメリットです。
フタあり
猫が隠れられるほどのフタ(カバー)があるタイプです。排泄する際に姿を隠したがる猫にはこのタイプがよいかもしれません。砂が飛び散りづらく、また臭いが抑えられるのがこのタイプのメリット。しかしやや掃除しづらいのと、大きさがあるので、部屋の景観を損なってしまうデメリットはあります。
オススメは、断然システム・トイレです!
ざる状のトレイに砂を載せ、おしっこはざるを通過させて下にある吸収剤に吸収させるというタイプです。砂は臭いを吸収しますが、おしっこをしてもかたまりません。うんちは絡めますので、その都度取り去ります。また砂自体は1ヶ月ほど持ちます。おしっこシートは定期的に交換します。砂やシートがやや割高なのがデメリットですが管理は他のタイプに比べてもっとも楽です。
写真は我が家で使用しているタイプ。いろいろ試しましたが、結局このタイプに落ち着きました。
砂材
砂/鉱物
猫は排泄物を隠すという習性があります。その点で重量のある砂は猫が好むのでおすすめです。ほとんどが水分を吸収すると固まりますので、おしっこやうんちはその固まった部分を、スコップですくい、捨てます。固まることで、トイレ全体の汚染を防ぐことができます。さらに、固まることで、排泄の量や回数を把握しやすいというメリットもあります。
砂の粒子に大きさの違いがあります。細かい粒子のものは、周囲に飛び散り、また猫が吸ってしまうこともあるので、やや大きめのものがよいでしょう。
システム・トイレ用の砂は固まりません。
紙/木
固まらない紙や木製のものは、軽く、そのまま人間のトイレに流せるので処理が手軽なのですが、トイレ全体に汚染が広がりやすく、また臭いを抑える効果も少ないように思えます。猫を連れて外出する…といった際の非常用としては便利です。
シリカゲル
尿のペーハーで色が変化することで、健康状態をチェックできるタイプです。ただし、固まらないので扱いはにしくいです。
置き場所/数
置き場所
ワンルームのような場合には置き場所は、選択肢はありませんが、そうでない場合。あまり人が入らない部屋や、玄関などの人通りの多い場所、掃除しづらい場所は避けましょう。
また、ドアで締め切られてしまい、猫が行き来できない場所も当然ながら避けます。
数においては、頭数プラス1個が理想です。というのも、トイレがおしっこやうんちで汚れていると、猫はそこで排泄をしなくなってしまいます。
管理
最低でも朝晩2回は掃除するようにします。もしトイレ以外でしてしまう場合は、トイレが汚いということも原因になりますので注意しましょう。
うちの猫たちのケース