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猫の嘔吐

猫の嘔吐

すみません、今日はこんな話題ですが、猫を飼う上では、この“嘔吐”(ゲ◯)をどう見るかも重要なことなので、あえて書きますね。

いやあ。今朝起きると、階段、廊下、台所、畳の部屋(泣)、ダイニングテーブルの上に吐いたものがあるじゃないですか。うひゃー。まぁ慣れていることとはいえ、やはりねえ、処理するのはあまり気持ちのいいものではありません。もっとも人間のソレよりはかなりましなんですけども…。

猫はよく吐く生き物

よくを吐きます。よく吐く生き物であるということを、まず認識しておきましょう。人間はというとひどく酔っ払ったり、二日酔いだったり、体調が悪かったり、激しく気持ち悪かったり…という場合に戻すことはありますが、そう頻繁に吐くものではありませんし、だいたい吐いた本人も大変“気分が悪い”し、しかも体力を使うのでヘトヘトになります。

それに引き換え、猫は吐いても「ケロッと」しています。あまり吐くことに違和感を感じていないようです。

そこで猫が戻す原因を考えてみましょう。

◆正常な嘔吐

まずは正常な嘔吐です。この場合、吐いたあともつらそうではなく、ケロッとしています。

1:飲み込んだ毛玉を吐き出すため

これが一番多いですね。猫は身の衛生を保つためや、精神安定のために常に自分の舌で体中をなめて毛づくろいをします。そのため胃の中に抜けた体毛が蓄積します。大量でなければそのまま糞といっしょに排出されますが、大量の場合、毛玉化したものを口から吐き出します。特に体毛の長い種の猫の場合に多いですが、初夏と秋の年2回の換毛期では短毛種でも飲み込んだ体毛を吐き出すこともあります。

2:急いでキャットフードを食べた

ディル(ウチの猫の名前)がよくやるパターンです。猛烈にお腹が空いている時にフードを与えると、ものすごい勢いでドカ食いをし、そのあと水をゴクゴク! で、少しすると「げぼっ!」(苦笑)。もっとゆっくり食べればいいのに、急いで食べるとこうなることがあります。

猫草を食べたあと

これはバジル(ウチの猫の名前)に多いケース。猫草をよく食べるときは、きまってよく吐きます。おそらく毛玉を出したいのでしょう。またそのような時は猫草にかぎらず、部屋に飾ってある植物をかたっぱしから食べようとしますので、有害な観葉植物は絶対におかないようにし注意しています。

◆異常な嘔吐

次に、危険が伴う嘔吐です。このような様子ならすぐにかかりつけの獣医に相談しましょう。

ネコ伝染性腹膜炎

熱が続き、元気がなくなる、食欲もなくなる。しだいに腹部が膨らんでくる、体重減少、下痢、嘔吐が続くといった症状が現れます。

寄生虫による

急性鈎虫症、回虫などがいる場合です。発熱、吐く、下痢などを起こす。コールタールのような黒い便、粘血便、通常の便とは違う異臭がするなどの症状。

腸閉塞症

熱がある、激しく吐き、お腹がガスでふくらんだ状態。触ると痛がる。脱水状態もともなう。

胃腸炎

食後、水を飲んでから吐く。黄緑色の泡状のものを吐くといった症状です。

汎白血球減少症、腹膜炎、伝染病全般、食中毒

急激に元気がなくなり、食欲も減退。激しく吐き、高熱が続く。下痢、脱水を起こす。

3年前のゴールデンウィークに起こったこと

3年前のGWに、どうにもディルが続けざまに吐きました。しかも内容物がなく、水分ばかり。心配になり、動物病院につれていきましたら、たぶん腸炎かなにかだろうということで、大事部はいたりませんでしたが、軽い脱水を起こしていたぼで、輸液をしてもらいました。